yasuhide onoのアクセサリー

~ 2014年 3月 07日

世界中を放浪しながらアクセサリー制作のキャリアをスタートさせたというonoさん。
旅の先々で出会った天然石に魅せられ、その魅力と歴史を伝え、少しでも多くの方々の日常に関われればという思いからアクセサリー制作を始められたと言います。

長い、長い時間をかけて生み出された鉱物は、何百という種類があり、2つとして同じ形が存在しない唯一無二の存在。
数多ある中で巡ってきた石とは、雄大なる時間(とき)の中の、偶然なる巡り合わせが生んだ出逢い。
世界中を旅してきたonoさんだからこそ、そんな人知の及ばない出逢いに魅了され、出逢った1つ1つの石たちを次の出逢いに繋げてゆきたいと思ったのではないでしょうか。

彼が作るアクセサリーには、古来からの「編む」という手法が用いられています。
そして、留め具部分にも金具などは一切使わず、石やビーズなどで作られた留め具が使われています。
古来からのやり方で、時間をかけてコツコツと作り上げる。
彼の制作活動は、時間という人の手の及ばないところで生み出され、偶然の出逢いという、同じく人の意思の及ばないところで巡り逢った石たちへの敬意の表れのようにも思えます。

だからでしょうか、彼が生み出すアクセサリーは、都会的で洗練されているのに、冷たさではなく温かみが感じられます。

yasuhide ono 鉱物とアクセサリー作品展
2014年03月21日(金) ~ 03月30日(日) *火、水は休み
poooL 本店