~ 2024年 3月 25日
「私がガラスで表現したい事、ガラスという素材に感じる魅力は、ガラスを通して見る光です。
それはおそらく、10代の時に初めて見た、ヨーロッパの教会のステンドグラスの感動からきているのだと思います。」
ガラス作家 西垣聡さんはこう言います。
当たり前のように私たちの周りに満ちている光。
そんな光のことを、私たちは普段、意識することなく過ごしています。
だからでしょうか。
フッと意識の中に入り込んできた光に対し、何か神聖なものに触れたような、そんな感動を覚えます。
光を『光』にする。
光に神を宿らせる、そんな力がガラスにはあるのではないかと思っています。
初めてステンドグラスを目にした時から、彼もまた、そんなガラスの力に魅せられているのではないでしょうか。
作家になった当初からずっと作り続けているという【Highlights】シリーズ。
光と影を色濃く宿した作品の中に、彼が初めてステンドグラスを目にした時の、その感動が垣間見られたような気がしました。
ガラスを介した光に魅せられ、その魅力をカタチにし続けている。
西垣聡さんの作品と出逢いに来てください。
開催概要
| 期間 |
2024年03月30日(土) ~ 04月10日(日) ※火水木曜日休み |
| 時間 |
12:00 ~ 18:00 ※最終日は17:00まで |
| 作家 |
西垣聡 Satoshi Nishigaki |
| 場所 |
poooL 本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 #105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |
~ 2024年 3月 11日
学生の頃から実験が好き。
理科化学のビーカーが好きで、白衣に対する憧れがあった。
「太田」という漢字は好きじゃないけど「硝子」という漢字は好き。
一人でコツコツやるイメージだから「研究所」ではなく「研究室」がいい。
こうして生まれたのが「オオタ硝子研究室」という作家名だそうです。
作り手に関する情報はなるべく少ない方がいい。
男なのか、女なのか、そんなことすら分からない方がいい。
誰が作ったかではなく作品自体を見て欲しい。
十年前に名付けたという名前には、そんな思いが込められています。
「割れてしまうからこそ硝子が好き」
永遠ではないその儚さに、美しさを感じると言うオオタ硝子研究室さん。
有限性に根ざすガラスの美しさは、目の前にある存在そのものに意識を向けなければ見出せないものなのだと思います。
SNSが発達し、誰もが「自分を売る」ことに躍起になっている今の時代。
「何」ではなく「誰」の方が重要視されるこの時代。
私たちは目の前にあるものにではなく、そこに冠された記号(= 誰が作ったか、どこのブランドか)の方に目を奪われ、それを欲しているに過ぎないのかもしれません。
「作り手の情報はなるべく少ない方がいい。作品自体を見て欲しい。」
それはただ、目の前にある存在に意識を向け、その存在を感じて欲しい。
そんなシンプルな思いなのかもしれません。

開催概要
| 期間 |
2024年03月16日(土) ~ 03月24日(日) ※火水木曜日休み |
| 時間 |
12:00 ~ 18:00 ※最終日は17:00まで |
| 作家 |
太田良子, 在廊日17日 |
| 場所 |
poooL 本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 #105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |