オノエコウタ、中村智美 作品展
~ 2024年 5月 30日
オノエコウタさんと中村智美さんの二人展を開催します。
「同じ」があるから「違い」が際立つのだと言います。
同じ(=均質)と違う(=固有)のバランスをどこで取るか。
それが作家の個性ではないかと思っています。
陶芸作家 オノエコウタさんのバランスは固有性の方に寄っています。
自身の中から湧き出るものをその都度カタチにしようとすれば、バラツキが生じ、「正解」は分からなくなります。
それ故に生じる迷いや不安と対峙しながら、彼は自身の中に(自身の制作の中に)均質性を取り込む術を見出しました。
金物作家 中村智美さんは、均質への感覚が高い人なのではないかと思います。
彼女の実家は鉄工所を営んでおり、彼女もそこで働いていました。
設計図を元にしたモノ作りで求められるのは均質であること。
その価値を知った上で、彼女は自身の中にある固有なものを積極的に表現しようとしているように思えます。
扱う素材も違えば、歩んできた道も違う二人。
それぞれが見出した「同じ」と「違う」の間のバランスの取り方を楽しんでいただければと思います。
開催概要
期間 | 2024年06月08日(土) ~ 06月16日(日) 月、火、水曜日休み |
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時間 | 12:00 ~ 18:00 |
作家 | オノエコウタ(onoe kota)、中村智美(nakamura tomomi) |
場所 | poooL 新店 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-8-11 #101 JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩5分 |