あらゆることが移り変わる世の中で、「変わらない」でいることは、きっとすごく勇気のいることなんじゃないかと思う。
そして、「変わらない」ということが魅力的であり続けることは、とても難しいことなのだと思う。

それを知っているからこそ、私たちは「変わらない」ものに価値を感じ、魅了されるのではないだろうか。

KUROSAWAさんと出会ってから10年以上。
ハチの刺繍がトレードマークの革製品は、ずっと「変わらない」でいてくれる。

「変わらない」というそのモノづくりのために、KUROSAWAさん自身は一体どれだけ変わり続けて来たのだろう？
ふっとそんなことを考えた。

周囲のものが刻一刻と変化し続ける中で、ただ同じ場所に留まっているだけではその輝きは失われてしまう。
「変わらない」でいるためには変わり続けることが必要なのだ。

そしてその「変わり続けている」ものこそが作り手自身なのだと思う。
KUROSAWAさんという作家さんは、自身が変化をし続けることで、「変わらない」という色褪せない価値を生み出し続けている。

今回の展示では楽しいイベントもご用意しています。
どうぞお立ち寄りください。