~ 2011年 6月 24日
作品について、作家さんからお話を聞けば聞くほど、作品に対する愛情がわいてきます。
そんな気持ちを皆さんと少しでも分けあえればと思い、作家さんたちから伺った作品づくりに対するお話をお伝えしていければと思っています。
見ているだけで幸せな気持ちになれるタナカユミさんの可愛らしいガラスのオブジェ。こんな可愛らしい作品を作るタナカさんですが、以前は大きなオブジェのアートピースばかりを制作されていたそうです。
いったい何が彼女の作品づくりに変化をもたらしたのでしょうか。
彼女のモノづくりが変わったきっかけは、お友達とお子さんにあったと言います。
展示を見に来てくれたお友達が、大きなアート作品を前に、自分とは縁のない世界のもののように感じていることを寂しく思い、もっと身近に感じられる作品を、気軽に持ち帰れる作品をと考えたことがきっかけでした。
そしてお子さんが生まれ、その成長を見守りながら、彼女の中の制作に関するスケール感が変化をしたのだと言います。
「以前は自分を表現するためには40cm以上のスケール感が必要でした。
しかし、子供と一緒に過ごす時間の流れの中で、私の持っている標準のスケール感が
以前とは異なってきたのだと思います。」
小さな体の中に計り知れないほどの可能性がギュッと詰まっているお子さんの成長を見守りながら、小さく、可愛らしいものの中に秘められた無限のパワーを感じ取られたのかもしれません。
こうして、今ではすっかりお馴染みのお家のシリーズが誕生しました。
そんな彼女の次なるチャレンジはフレームタイプのオブジェです。
縦40cm、横18cmと少し大きめのサイズ。
「半立体的な要素を膨らませて作るので面白く思っています。
スケール感が、また少しずつ膨らんできているのかもしれませんね。」
お子さんの成長を見守りながら、彼女の表現も一緒に「成長」し続けているのかもしれません。次なる作品が楽しみです。
~ 2011年 6月 19日
昨日は、EN Projectコラボ企画第一弾 出張Stickの展示パーティーとプロジェクトのキックオフを兼ねたパーティーでした。
パーティーに参加してくれたメンバーの中には、金沢から夜行バスで駆けつけてくれた作家さんたちがいたりと、改めてプロジェクトの広がりを実感しました。
上の写真は、昨日のパーティーのお料理たち。
食べることで少しでも被災地を応援できればということで、料理家のkonaさんにお願いし、東北、北関東の食材を使ったお料理を用意していただきました。
野菜がメインのヘルシーメニューでありながら、ボリューム満点でとってもおいしかったです。
おいしい料理とお酒、そして楽しい仲間が一同に会し、とても楽しい夜でした。
<パーティーのメニュー>
□ ルッコラとひじきのアーリーオオーリオ
□ いろいろ野菜のスパイス揚げひたし
□ 水菜とお揚げのサラダ
□ 夏ごぼうのきんぴら
□ ずんだサモサ
□ 夏野菜のキッシュ
□ 宮城ひとめぼれの米粉ピタ
□ 宮城ひとめぼれと黒紫米のいなりちらし
おいしかったです♪
~ 2011年 6月 18日
今にも雨が降り出しそうなあいにくのお天気ですね。
こんな日にはお家でゆっくりもよいのですが、ちょっとpoooLまでお出かけしてみるのはいかがでしょうか?
今日は、兼行さん、永塚さんの器でアイスティーをお楽しみいただくイベントを開催しています。
お二人のステキな器に負けないよう、天然ベルガモットで香味づけされたおいしいアールグレイを
ご用意してお待ちしています。
ひんやりシャープな口当たりの兼行さんの光の帯シリーズ、マットな口当たりが新鮮な卵シリーズ、しっとり少女の頬のような永塚さんのカップ。
それぞれの使い心地を美味しい紅茶と共にお楽しみください。
今日、明日は兼行さん、永塚さん、お二人とも在廊をしてくださっています。
お二人の器の使い心地を実感しながら、素晴らしい使い心地の秘密について聞いてみるなんていうのも楽しいですよね。
兼行さん、永塚さんの展示は明日までです。
みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。
兼行誠吾さん、永塚結貴さんの器で楽しむティータイム
6月18日(土)、19日(日) 12:00 〜
参加無料(ご用意した紅茶が終わりしだい終了とさせていただきます。)
兼行誠吾×永塚結貴 陶展
2011年6月8日(水)〜6月19日(日)
~ 2011年 6月 17日
久しぶりにTsukino Minatoのお話です。
Tsukino Minatoのお洋服には、1つ1つに個性的な名前がつけられています。
例えば、写真一番左端に写っているリネンのサマーコートの名前は【chamot(チャモ)】。
韓国語で寝巻の意味を表す잠옷(チャンオッ)にちなんでつけられました。
リネンに洗いをかけることで自然なシワと柔らかさを出し、こなれた印象になるようデザインされたchamot。
その魅力を最大限に活かし、リラックスして着てもらいたい、そんな思い込めて名付けた名前です。
chamotの隣に写っている白とグレーのお洋服。
このコたちの名前は【yumemakura mod(ユメマクラ モッド)】。
名前の由来には、このコたちの開発秘話(?)が隠されています。
袖幅と身幅をたっぷり取ったちょっと長めのカットソー
上質なカットソー素材が肌に心地よく、ゆったり、夢見心地で着られるからとyumemakuraと名付けられました。
春先の重ね着にもぴったりということで人気の高かったyumemakuraにあやかって、「ガーゼ素材で作ったらかわいくない?」という案が浮上しました。
そこでさっそく素材チェンジ!
ついでに、ここをもっとこうして、ああして・・・。
結局のところ、もとのyumemakuraとは似ても似つかぬ別物となりました。(笑)
とはいえ、yumemakuraが出発点となったことにかわりはないので、yumemakuraに敬意を払い【yumemakura mod(ユメマクラ モッド)】と名付けました。
他にもmichikake(裾のデザインが可愛いシンプルなカットソー)、houkiboshi(女性らしいラインが人気のワンピース、チュニック)、April(「ちょっとお買物に」もOKのおしゃれエプロン)、hangetsu(アシメトリーなデザインが女性らしさを引き立てるカットソー)etc…
名前は、店頭のハンガーについているプライスタグに小さく書かれているだけなので、気づかなかったという方も多いのではないでしょうか。
次にお店に行かれた時には、ぜひ商品名もチェックしてみてくださいね。
Tsukino Minatoリサーチショップ
2011年4月18日〜6月30日(poooL02)
~ 2011年 6月 15日
「赤ちゃんの肌みたい!」
永塚さんの作品に触れた方々は、皆一様にこんなことをおっしゃいます。
赤ちゃんの肌のように柔らかで、手にしっとり吸いつくような触り心地。
触れているだけで気持ちを穏やかにしてくれる“癒しの器”。
それが永塚結貴さんの器たちです。
でも、ツルツル赤ちゃん肌の器たちも、焼き上がってすぐの時にはもっとザラザラなのだというから驚きです。焼き上がった作品に、心を込めて1つ1つ磨きをかける。このひと手間を通じて、ツルツルしっとりの“赤ちゃん肌”が生まれてくるのだそうです。まさにこのコたちは、永塚さんの手から生み出される【子供たち】ですね。
手で触れてもこんなに気持ちがいいのだから唇に触れたら・・・?
こんな想像が膨らみ、使い心地が気になって仕方のない皆さんのために、今週末はミニイベントを開催します!
アールグレイのおいしいアイスティーを、お二人の器で楽しんでいただこうという企画です。数量限定で茶葉の販売もいたします。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。
【ミニイベント】
兼行さん、永塚さんの器でいただくティータイム
6月18日(土) 12:00〜(ご用意しているアイスティーが終わり次第終了。)
兼行誠吾×永塚結貴 陶展
2011年6月8日(水)〜6月19日(日)
~ 2011年 6月 15日
poooL の片隅にいわもとさんの「つくる」部屋を再現。
リース、植物、古い物を販売いたします。
「冬の部屋」その空気ごと「冬の仕事」を見ていただけたらと思います。
いわもとさんがお店にいる二日間はリースづくりを御覧になれます。
お時間のあるかたは その場で小さなリースをつくることも可能です。
群細は http://fynsgt.exblog.jp/ を御覧ください。
開催概要
期間 |
2011年11月26日(土) 〜 12月04日(日) ※火曜日定休 |
時間 |
12:00 〜 19:00 |
作家 |
いわもと まきこ |
作家在廊日 |
11月26日、12月4日 |
場所 |
poooL 本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |
~ 2011年 6月 15日
お茶碗を楽しむ 5つのイベント
- お茶わんとマッコリ
- マッコリをお気に入りのお茶碗で楽しむ気軽な一杯飲み屋、デポチプ(酒場)が登場します。好きなお茶碗をセレクトし、お友達でワイワイと軽く一杯いかがですか。
※デポチプ – 気軽に安く酒が飲める、韓国の大衆酒場
期間:2011.11.18(金)~11.20(日)
時間:16:00~20:00
場所:百想 (poooL 02 2F)
お茶碗をお買い上げ頂いた方には、1杯をプレゼントいたします。
- 18名の作家による お茶碗の展示販売
- 18名の陶芸家が今回のイベントのため、いろいろなお茶碗を作ってくれました。お気に入りのお茶碗を見つける楽しい時間をお楽しみ下さい。
期間:2011.11.11(金)~11.20(日) ※火曜定休
時間:12:00~19:00
場所:poooL 本店
- お茶わんカフェ
- 濃厚な口溶けのチョコレートムースと味わいのあるコーヒーや日本茶、中国茶が楽しめます。見応えたっぷりの作品を楽しみながら、ちょっと一息いかがですか。
<カフェの人>
喫茶105号室
旬の素材を使った焼き菓子や生菓子をイベントなどでツキイチでお届けしている、寅印菓子屋が主催するユニット。
期間:2011.11.12(土)・13(日)
時間:12:00~19:00
場所:poooL 本店
- お茶わん料理
- おいしく手軽にできるお茶わんに似合う季節料理のワークショップを行います。料理レシピとお気に入りのお茶わん1つ、おもち帰りいただきます。
お茶碗に似合う料理を、みんなでわいわい作ったり食べたり。素敵なお茶碗とおいしいお料理をお楽しみ下さい。
<料理の人>
[kona]
吉祥寺に、天然酵母のパンと季節の料理教室を主宰。
イベントやワークショップでの1dayカフェやケータリングで活動中。
期間:2011.11.16(水)
時間:12:00 〜 14:00 / 17:00 〜 19:00
場所:poooL 本店
- お茶わんの修理屋
- 戸棚の奥で眠っている、割れたり欠けたりしてしまった、お気に入りのお茶碗はありませんか。お茶碗の修理のご相談や受付を承ります。
<修理の人>
榎本 悦子
期間:2011.11.18(金)・19(土)
時間:16:00 〜 19:00
場所:poooL 本店
◎ マッコリとお茶碗のはなし
多くの道具は名前とそれに伴う固定概念によって用途や価値が規定されているように思います。しかし、朝鮮半島で水、飯、酒などを入れるマクサバルと呼ばれる雑器が、日本に渡り、茶器として新たな用途と価値を吹き込まれたように、見方を変えると、これまでとは異なる用途や価値、人との関わりが見えてくると思うのです。茶碗という道具を考えるにあたり、私の故郷の伝統酒、マッコリが頭に浮かびました。専用の器を持たないマッコリは、ある時は高級な酒器に入れられ権力を誇示するために振る舞われたり、マクサバルに入れられ農作業の労うために飲まれたりしました。誰が、何に入れて飲むかによって、マッコリが持つ意味や価値が変わったのです。それは、目的と使い道によって違ってくる道具本来の姿に通ずるものがあるように思われます。マッコリを楽しんでいただきながら、「茶碗」の形が持つ多用性を感じていただければと思います。 -店主、 Shin kwang youl
出展作家プロフィール
井上 塁Rui Inoue茨城県笠間市
益子国際陶芸協会の理事などを経験。笠間に築窯。
清岡 幸道Koudou Kiyooka滋賀県信楽町
信楽の製陶会社勤務を経て独立、信楽にて独立に築窯。
兼行 誠吾Seigo Kaneyuki愛知県瀬戸市
多治見工業専攻科卒業。瀬戸市に築窯。
清水 善行Yoshiyuki Shimizu京都府
黒牟田焼丸田正美窯にて修行、独立。京都府童仙房にて築窯。
服部 竜也Tatsuya Hattori岐阜県土岐市
多治見市陶磁器意匠研究所修了。岐阜県土岐市に築窯。
開催概要
期間 |
2011年11月11日(金) 〜 11月20日(日) ※火曜日定休 |
時間 |
12:00 〜 19:00 |
場所 |
poooL 本店、百想(poooL 02の2階)
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |
~ 2011年 6月 15日
料理を作ったり、ご飯や汁物をすくうのに使うお玉や杓文字。
食事を食べるのに使う箸やスプーン。
用途に合わせて様々の道具があります。
繊細な手や口にふれるモノだからこそ 本当に良いものと出会い、道具の大切さを知ってほしい。
そんな願いを込めた企画展です。
開催概要
期間 |
2011年10月28日(金) 〜 11月06日(日) ※火曜日定休 |
時間 |
12:00 〜 19:00 |
場所 |
poooL 本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |
出展作家 |
omoto / 遠藤 マサヒロ / 藤本 里衣子 / 堀 宏治 / クロヌマ タカトシ / 中村 智美 / 成田 理俊
成瀬 彩 / 関田 孝将 / yuta / 菅原 利彦 / 菅原 博之 / TAjiKA / 森想 田澤祐介 / 吉田 慎司
福田 陽平 / 石河 美和子
|
出展作家プロフィール
福田 陽平Yohei Fukuta岐阜県
京都大原の家具工房を経て、pynel wood work studio 設立。
石河 美和子Ishikawa Miwako神奈川県
昨年は、「cocca Print Textile Festival 2010」に入選。
~ 2011年 6月 15日
これまで見たこともないような大災害を目の当りにし、私たちにできることが何かを考えずにはいられませんでした。有名人でも、お金持ちでもない私たち個人にできること。
そこで思いついたのが“ネットワーク”でした。
一人一人が持っている人の「縁」をつなぎ、それが人々の「円」へと広がってゆけば、それはやがて大きな力を持つようになるのではないか。
そして、みんなの「少し」が集まって、やがて大きな「援」が生み出せるのではないか。
こんな思いからこのプロジェクトはスタートしました。
このプロジェクトの始まりもstudio stickさんとの“縁”があってこそ。
オーナー夫妻の小笠原森さん、森重裕子さんとの“縁”がなければ、このプロジェクトはスタートしていなかったと思います。
そして、そんな私たちの思いを受け、プロジェクトのロゴをデザインしてくださったグラフィックデザイナーの尾崎 房さん。尾崎さんのおかげで、みんなの“縁”をしっかりつないでゆける「旗印」を手に入れることができました。
また、HPもないうちからプロジェクトに賛同し、ご自身の展示を参加プロジェクトにあててくださった作家の皆さん、ギャラリーやショップの方々。みなさんのおかげで、最初の一歩を踏み出すことができました。
小さな“縁”がつながりながら、EN Projectは少しずつ始動を始めています。
皆さんの“縁”を、私たちの“縁”に重ねてください。
みんなで大きな“援”の力を生み出してゆきましょう。
~ 2011年 6月 14日
心地良く、安定感のある太い線。料理を受け止め、活かしてくれる安心感のある形。
それはまるで陶芸家、井上塁さんそのもののよう。
今回は媚びない色合いの粉引き中心にご紹介します。
「使いたい」・・・そんな器が見つかる展示です。
開催概要
期間 |
2011年10月19日(水) 〜 10月23日(日) ※火曜日定休 |
時間 |
12:00 〜 19:00 |
作家在廊日 |
全日 |
場所 |
poooL 本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |
~ 2011年 6月 14日
今回の展示で初お披露目された兼行誠吾さんの【卵】シリーズ。
きめ細やかだけど、少しざらつきのある独特の肌触りが、卵の殻の質感にそっくりなことから【卵】と名付けられました。
このシリーズ、“普段使いのための器”として生み出されたわけですが、シャープで美しい形、独特のマットな質感ゆえか、少々近寄り難く、気難しい印象を持たれるみたいです。
卵シリーズをご覧になられたお客様からは、「こんなに薄いお皿、割っちゃいそうで恐くて普段は使えない。」とか「染み込みとか色移りとかありそうで気を使っちゃいそう。」といったお声も聞こえてきます。
正直、私も最初はそう思ってました。兼行さんから新作ができたとのご連絡をいただき、お皿と汲み出しをいただいたのですが、なるべく色のないものや水分の少ないものを乗せて使うようにしており、油物などもってのほかと思ってました。
でも、この器たちの本当の魅力は、実はこんな使い方をしていてはちっともわからなかったんです。だってこのコたちは、上品な顔だちからは想像もできないくらい、ものすごくタフなんですから。
染み込み、色移りはほとんど全くと言っていいほどなく、油物、汁物、色の濃いもの、なんでもござれの万能選手です。
汚れ落ちもとてもよく、洗物もラクチン。その上、レンジもOKなんです!
見た目の上品さにだまされず(?)ガンガン使ってこそ本当の魅力がわかる、そんな器たちです。この形、この質感を実現しながら、日常使いにおける利便性を何1つ失わない器たちを生み出した兼行誠吾さんという作家さんには本当に脱帽です。
まずは1つ、ぜひ使ってみてください。きっとファンにならずにはいられないと思います。
兼行誠吾×永塚結貴 陶展より
2011年6月8日(水)〜6月19日(日)
~ 2011年 6月 14日
poooL staff noteがexite blogからpoooLのhomepageに移動しました。
今までの日記は http://PORTblog.exblog.jp/ でも見れます。
~ 2011年 6月 14日
「あれもこれも欲しいけど、家に持って帰っでも宝の持ち腐れになるだけでしょう。1個だけあってもねぇ。」
お店にいると、よくこんなお話を耳にします。
“1個だけあっても何も変わらない。”
私自身、以前はそう考えていました。
こんな仕事をしているせいか「きっとステキな暮らしをされてるんでしょうね。ステキな器もたくさんあって。」なんていう有り難いお言葉をいただき、思わず苦笑いしてしまうことがあります。
何を隠そう、お料理が大の苦手な私は、少し前まで“器なんて用が足せれば皆同じ”くらいに考えていました。(もちろん、器だけじゃなくキッチン道具すべてに対して)
そしてまさに、「ステキだけど1個だけあってもねぇ。どうせしまっておくだけになっちゃうし。」そう思っていたんです。
でも、「1個」だからどうにもならないのではなく、そんな「1個」から始まった私自身の変化の
お話をしてみたいと思います。
「ヘタな料理もお皿がきれいだとおいしく見えるね。」
新しいお皿が一枚加わっただけで、いつもの夕食のテーブルが少し特別なものに見えました。
「この料理、あのお皿に似合いそうだなぁ。」
一枚のお皿がきっかけで、お料理嫌いの私が、お料理本を楽しく眺めては1つ1つ作ってみるようになりました。
一枚のお皿がきっかけとなり、今ではお料理をすること、そして家でごはんを食べることがとても楽しくなりました。
そして、皆さんがおっしゃってくださるようなステキな暮らしが、少しずつですができるようになってきました。(自分的にはですが・・・笑)
でも、それは見た目がステキになったからではないと思っています。
自分が気に入ったたった1個のステキなモノ。
そのモノから始まる暮らすことへのこだわり。
それが私の暮らしに対する意識を変え、意識の変化が暮らし方を変えてくれたのです。
日常だからどうでもいいやではなく、日常だからこそ大切にしたい。そう思えるようになりました。
たった1個のモノから始まった私の意識と暮らし方の革命は、今も日々続いています。
もし、poooLにおいでくださって、「1個だけあっても仕方がない」そんなことを思った方がいらっしゃいましたら、ぜひその1個から始めてみてください。
ステキに変わること。それはステキなモノを集めることではなく、「大切に思えるステキな1個」と出会い、そんな1個と暮らすことから始まる自分自身の変化なんだと思います。
1個だけあっても仕方がないではなく、まずは1個から始めてみてください。
~ 2011年 6月 10日
兼行誠吾さんの”光の帯”シリーズのスペシャルさんたちです。(こんなヘタな写真でご紹介するのは申し訳ないのですが・・・。)
ケース内、左上にある茶器は、ぜひとも実物を見ていただきたい一品。
ため息が出るほどに、ストイックなまでに美しいです。
こんなお茶碗で立てていただいたお茶を楽しめるようになりたいものだと幻想(妄想?)を抱いてしまうほどステキな茶器です。(こちらの茶器には霧箱がついてきます。)
右下にある片口とおちょこは、「酒の器展」で大賞を取られた作品です。今年も昨年に負けず劣らずの猛暑らしいですが、こんなステキな酒器で冷えた冷酒をいただけば、暑さなんて吹き飛んでしまいそうですよね。
こちらは”光の帯”シリーズのグラスたち。
少し大きめのサイズはビールをいただくのにぴったりです。
光りのリングも2本入るとまた雰囲気が異なります。
海の底から見る海面のイメージが湧くのは私だけでしょうか。
こちらはミルクピッチャーとおちょこ。
ミルクピッチャーや片口は口先の“液切れ”が命ですよね。
兼行さんの“注ぎもの”は切れが抜群です。
ビジュアルの美しさだけでなく、”使う”という観点に立ってみても申し分なく素晴らしいのが兼行誠吾さんという作家さんの作品だと思います。
兼行誠吾×永塚結貴 陶展より
2011年6月8日(水)〜6月19日(日)
~ 2011年 6月 08日
秋、おいしい実りの季節です。
実りのいろ、かたちををモチーフに、たねのブローチや落ち葉のアクセサリー
秋のいろのうつわなどをつくりました。
ガラス 井上枝利奈
つぷつぷと・・・秋に湧き出るかたちを観察しました。身近な自然のかたちを
シルバーや真鍮を使ってアクセサリに仕立てました。
鋳物 きたのまりこ
開催概要
期間 |
2011年10月12日(水) 〜 10月16日(日) ※火曜日定休 |
時間 |
12:00 〜 19:00 |
作家在廊日 |
12日、16日にお二人の作家さんが在廊します。 |
場所 |
poooL 本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |
~ 2011年 6月 08日
陶、金属、木工、ガラスなどの30名の作家さんたちが、色とりどりの箸置きと豆皿を作ってくれました。
あなたに似合う箸置きと豆皿を見つけにきてくださいね。
開催概要
期間 |
2011年09月14日(水) 〜 09月25日(日) ※火曜日定休 |
時間 |
12:00 〜 19:00 |
場所 |
poooL 本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9 潤マンション105
tel. 0422-20-5180
JR・京王井の頭線吉祥寺駅北口から中道通りを徒歩10分 |
出展作家 |
赤堀 友美 / 福岡 彩子 / 萩原 朋子 / 原田 譲 / 原田 奈央 / 堀中 由美子 / 今井 梨絵 / 鎌田 克慈 / 小谷田 潤 / 久野 真琴 / クロヌマ タカトシ / 槇原 太郎 / 松塚 裕子 / 松本 裕子 / 諸橋 弘樹 / 永塚 結貴 / 酒井 美華 / サノ アイ / 十河 隆史 / 菅原 利彦 / 竹村 聡子 / 竹中 悠記 / 宅間 祐子 / 照井 壮 / 中坊 優香 / 和田 由記子 / 山田 麗 ほか… |
出展作家プロフィール
堀中 由美子Yumiko Horiuchi茨城県
栃木県立窯業技術支援センター釉薬科修了。栃木県益子町に築窯。
槇原 太郎Taro Makihara岐阜県多治見市
多治見市陶磁器意匠研究所で学ぶ、多治見市に築窯。
永塚 結貴Yuki Nagatsuka岐阜県土岐市
岐阜県立多治見工業高陶磁科卒業。岐阜県土岐市に築窯。
竹村 聡子Satoko Takemura長野県
立教大学の陶芸部で陶芸を学ぶ。現在、長野県に築窯。
和田 由記子Yukiko Wada神奈川県小田原市
鈴木稔窯勤務を経て、小田原に築窯。
~ 2011年 6月 08日
いろんな形、いろんな質感、いろんな模様。
小さなものから大きなものまで。
風化を”ポジティブ”なものとして捉えるモノエのコンセプトはそのままに、使い手の発想で自由に使える陶器の道具(=陶具)たちが生まれました。
【陶具】たちが所狭しと並べられた空間は、大人のための「宝箱」のよう。
子供の頃に感じたあのワクワクとドキドキがつまっています。
キラキラ光る石ころや、押し花にした四葉のクローバー、お友達と交換したシールなど、自分だけの宝物を詰め込んだクッキー缶の宝箱のフタを開けた時のような、あのドキドキとワクワク。
あの頃のワクワク感を久しぶりに思い出しに来ませんか?
期間:2011年07月6日(水) 〜 07月18日(月) ※火曜日定休
時間:12:00 ~ 19:00
場所:poooL 本店
~ 2011年 6月 08日
梅雨のジメジメを吹き飛ばしてくれるような爽やかな展示が始まりました。
多治見工業専攻科出身の二人の作家が生み出す異なる2つの「ひかり」の器。
表情の異なる2つの磁器の魅力が満載です。
期間:2011年06月08日(水) 〜 06月19日(日) ※火曜日定休
時間:12:00 ~ 19:00
場所:poooL 本店
<在廊予定日>
兼行誠吾さん 6/8(wed.)、6/9(thur.)、6/18(sat.)、6/19(sun.)
永塚結貴さん 6/12(sun.)、6/18(sat.)、6/19(sun.)
~ 2011年 6月 02日
カップの中にちょこんと現れるお家、イス、ハシゴ。そのかわいらしさに思わずにんまりしてしまうモノエのカップたち。
そのカップたちがちょっぴり大人になりました。ブラウンの土肌がところどころに見え隠れするニュアンスたっぷりのホワイトカラー。エッジには渋いブラウンが効いてます。
午後のひととき、こんな大人可愛いカップたちとコーヒーブレイクを楽しみたいな。