~ 2013年 11月 28日
現在開催しております「ペブル印房、ハンコと和紙のアクセサリー展」。
ペブル印房さんの和紙のアクセサリーを紹介します。
こちらのアクセサリーは、曲げたり織ったりとて自ら手を加え、自分好みにアレンジをきかせられます。
身に着けて使っていく中で、徐々に変化を加え、その時の気分や、こだわりを表してもいいかもしれません。
しかし。和紙のアクセサリーと聞いて、「耐久性はどうなの?」と思う方がおられると思います。
私もこちらのアクセサリーを実際に触るまでは、破れたり、ぼそぼそになってしまうのかなぁと思っておりました。
ペブル印房さんに、「破ってみてください」と、アクセサリーのパーツを一枚頂き、
恐る恐る、グッと力を入れて破ってみようとしましたが、
なんと、どんなに角度に曲げたり、引っ張ったりしても、破ることが出来ませんでした!
何年も何年も、色んな表情を楽しめるアクセサリー、
是非この機会に、ペブル印房さんの和紙アクセサリーを手に取ってみてはいかがでしょうか。
- staff
ペブル印房さんの和紙のアクセサリー展
2013年11月23日(土) ~ 12月01日(日)
poooL 本店
~ 2013年 11月 24日
MUSASHI BOOLSより発行されておりますムック本「nid」の30号に、poooL でお取り扱いをしております、小林克久さんのオーバル茶筒を紹介頂いております。(p.67)
~ 2013年 11月 24日
エイ出版社より刊行されました「別冊Discover Japan うつわ作家の食器棚」に、poooLの情報および、お取り扱いの作家さんの器を掲載していただきました(石原稔久さん、小林克久さん、八木橋昇さん)。こちらの本は、100人の器作家の紹介の他に、ピーターアイビーさんや島るり子さん、渡慶次弘幸・愛さん、郡司庸久・慶子さんなどの実際の食器棚について紹介している、とても読み応えのあるものになっております。
~ 2013年 11月 14日
開催中のqan:saviさんによるの革製品展。
staff がとても気になる作品を少しだけ紹介しようと思います。
・革の箱
古いアルミの小さな箱や錆びたブリキや鉄の小箱が好きだという、qan:saviさん。
その味わいのある箱を革で形にしたのが、革の箱です。
陶芸のタタラ技法を参考に作られたそうです。
名刺を入れたり、アクセサリーを入れたりと、いろいろな場所で使える素敵な革の箱だと思います。
雰囲気もそうですが、持った時の感触や、革のギュッギュッという音がても素敵です。
・ショッピングバッグの様な革のバッグ
一目見てこれはいいな~と、おもったショッピングバッグのような革のバッグ。
これを持って、お買い物にいって、「これに入れてください」と言えたら、かっこいいなと思います。
・赤色
qan:saviさんが主に使われている革の色は、
現在、キャメル、ダークブラウン、ブラック、モスグリーン、レッド の5色。
どの色も、とても素敵だなと思うのですが、
レッドの色が自分なりにとても素敵だなと思います。
いままで、レッドに対してはなにも興味がなかったのですが、
このレッドは、ほしいと思います。
パスカードや、キーケース、カードケースにノートカバーそしてカメラストラップ。
悩みます。
個人的な目で紹介しました、qan:saviさんの作品。
この他にも、たくさん素敵なものがございますので、是非この機会にお越しいただければと思います。
(qan:saviさん曰く、今回の作品点数は今まで以上とのことです。)
qan:saviさんは、
機能からではなく、
その道具を使うことによって起こる動きの所作や、
その道具を持った時の客観的に見えるスタイルを考えて、
形をつくり、そこに必要最低限の機能を付ける。
そんな考えを持って、
一つひとつ丁寧に、型紙をつかわずに手縫いで、生み出されています。
-staff 竹内
qan:savi 手縫いの革製品展
11月17日(日)まで開催中です。
~ 2013年 11月 13日
前回、キャメル素材について色々とお話をさせていただきましたが、本当にそうなのか、今回も実際に着て試してみました。
着てみたのはこちらのポンチョ風カーディガン。
<保温力>
ウールより断然暖かいです。
アルパカ同様、キャメルも体温を逃がさず、体温を抱き込んでいる感じがします。
<吸湿性、放湿性が高い>
シトシトと霧雨のような雨が降る日。
こんな日はニットが水分を吸って重くなり嫌ですよね。
いつもならニットは着ないところですが、せっかくなので着て出てみました。
歩いて15分ほどのレンタルDVDショップ。
到着するまでにニットは随分と水を吸い、手で触ってみると明らかに「濡れている」のがわかるほどでした。
しかし、何と言うんでしょうか、じっとりと湿った感じがないのです。
手で触ると濡れているのがわかるのに、着ていて気持ち悪くないんです。
DVDを物色しているうちに、みるみるうちに「濡れている」感じがなくなっていきました。
そして、店に入って15〜20分ほどの間に、すっかり乾いた状態に戻っていました。
これには本当に驚きました。
首回りに巻いていたウールのストールはジットリと濡れたままで、帰りは巻いて帰ることができませんでした。
本当にものすごい放湿性だと思います。
お天気が悪い日にもってこいの素材なのはもちろんのこと、暖房がきき過ぎた場所で汗をかいて風邪を引くということもなくなるでしょうし、この乾きの早さはお家でのお洗濯がしやすいということにもつながるのではないでしょうか?
<肌触り>
毛の間に空気を抱いて盛り上がるという性質のためか、ウールと比べるとしっとり感と肉厚感があり、上品で心地良い肌触りです。
ふんわりというよりは、もっとしっかりとした毛皮のような柔らかさであり、心地良さだと思います。
以上が着てみた感想です。
高く評価されるに値する、とても良い素材だと思いました。
最後に、できればお家でお手入れをしたいという方々のために、簡単なお手入れ方法についてご紹介をしておきたいと思います。
<着用後のお手入れについて>
毛足の長いキャメルは、毛乱れを起こしやすいので、着用後はブラシで毛並みを整えてあげると良いです。
<お洗濯の方法>
お家でお洗濯をする際には、手洗いをしてください。
オシャレ着洗い用洗剤を溶かした水(もしくはぬるま湯)で、短時間で優しく押し洗いをしてあげてください。
つけ置き洗いはNGです。
アルパカ同様、獣毛は人間の毛髪に似ていますので、シャンプーを使って洗っても良いそうです。
変色、形崩れの原因となるので、アルカリ性洗剤や漂白剤は使わないでください。
水の温度に注意する点もアルパカと同様。
お湯で洗うと縮みの原因となりますので注意をしてください。
また、洗っている時の水の温度を一定に保つことも重要です。
水を使ったりお湯を使ったりせず、一定の温度でお洗濯することが洗濯中の縮みや形崩れを防ぎます。
すすいだ後、柔軟剤で仕上げるとよりふんわりと仕上がります。
ドライの方法についてですが、洗濯ネットに入れてごくごく軽く脱水をかけた後、バスタオルに巻いてタオルドライ。
あらかた水が切れたところでバスタオルの上に置いて平干しをしてください。
最後に、獣毛であるキャメルも洗い過ぎると油分が抜けてしまうので、あまり頻繁に洗わない方が良いそうです。
~ 2013年 11月 13日
寒い季節を心地良く過ごすための、暖か素材に関するお話の第2弾です。
前回のアルパカに引き続き、私たちがこの冬に注目している暖か素材は「キャメル」です。
ふたこぶラクダの毛であるキャメルは、一体どんな素材なのでしょうか?
ふたこぶラクダは、年に1度、晩春に脱毛をします。
その毛を拾い集めて使用しているのがキャメル素材。
そのため、採取量は極めて少なく、羊毛の0.14%程度言われています。
日本では、カシミアに比べ知名度の低いキャメルですが、欧米では高級天然毛として高い評価を受けています。
モンゴルに生息するふたこぶラクダは、夏は45度、冬は−40度という、とても厳しい自然環境に置かれています。
厳しい自然から身を守るため、毛が非常に発達をしているのです。
その毛は、強靭で軽く、毛と毛の間に空気を含んで盛り上がる性質があります。
ラクダの毛は、中心にたくさんの穴がある多孔質繊維です。
そのため、十分に空気を含んだ毛は、捉えた体温を逃がさず、高い保温力を発揮します。
その保温力はウールを大きく上回ると言われています。
たくさんの空気を抱き込めるという性質は、肌触りの良さにもつながっています。
空気を含んでふんわりと盛り上がった毛は、弾力性があり、ふっくらと柔らかな心地良い肌触りとなります。
元に戻ろうとする反発性の高いラクダの毛は、フェルト化しにくく、長期間ふんわりとした肌触りを楽しんでいただけます。
多孔質繊維であるラクダの毛は、繊維の表面積が大きくなるため、吸湿性と発散性にも優れており、常に乾いた状態をキープできるという性質も持っています。
放湿力は羊毛の2倍と言われており、吸湿性は現存繊維の中で最も高く、40%前後の水分を吸っても濡れ感がないと言います。
言い換えると、汗をかいてもよく吸収し、濡れ感がないので蒸れないのです。
寒い冬、外では暖かく、暖房が効き過ぎた室内では汗をかいてもすぐに吸収し、放湿もしてくれるので蒸れず、汗が冷えて風邪をひくということがないのです。
ベビーキャメルとは、生後半年までの子供のラクダの毛を集めたもの。
1頭につき、一生のうちに1回だけしか取ることのできないその毛は、大人の毛以上に軽く、暖かで、よりふんわりとした柔らかな肌触りが楽しめます。
今回も実際に着て、試してみました。(続きは次回)
~ 2013年 11月 13日
モデルの酒井景都さんが吉祥寺のショップやカフェ、スポットなどを紹介する「酒井景都の吉祥寺散歩」に、poooLを紹介して頂きました。
~ 2013年 11月 10日
軽くて、暖かくて、チクチクしなくて、毛玉にもなりにくいというベビーアルパカ。
本当にそうなのか、実際に着て試してみました。
着てみたのは、写真のロングコート。
<保温力>
確かに、ウールより全然暖かいです。
体温を逃がさず、体温を抱き込んでいる感じがします。
“ 優しいあたたかさ ” という言葉がよく似合う暖かさです。
<軽さ>
ウールと比べると圧倒的に軽いです。
通常、このくらいのロング丈で、このくらい目が詰まっていると、ずっしり重みがあって、一日中着ていると肩や首に負担を感じるようになってくるのですが、これは大丈夫でした。
手に持った時に感じられる重みは、着てみるとまったく感じず、とても気持ちよく着られます。
<肌触り>
しっとり感があってチクチクしない・・・まさにその通りの着心地でした。
初めて袖を通した日、半袖Tシャツの上に羽織って着てみました。
初の袖通しにも関わらず、チクチク感はまったくありませんでした。
しっとりとふんわりが合わさったような肌触りで、とても心地良いです。
<毛玉ができにくい>
確かに!
これは本当です。
ウールのカーディガンは、1日着ただけで脇の辺り、袖が擦れる腰回り、袖や肘といったところが毛玉だらけになっていたりするのですが、数回着用しても毛玉ができていません。
毛足が長いので毛乱れはおこりますが、それが絡み合って毛玉になることはほとんどないようです。
豚毛のブラシなどで毛乱れを整えてあげると、きれいな状態に戻ります。
ベビーアルパカを着てみた感想としては、確かに良いです。
高級毛と言われているだけのことはあると感じました。
最後に、お家でお手入れをしたいという方々のために、簡単なお手入れ方法についてご紹介をしておきたいと思います。
<着用後のお手入れについて>
毛足が長いアルパカは、毛乱れを起こしやすいので、着用後はブラシで毛並みを整えてあげると良いです。
<お洗濯の方法>
耐久性に優れ、縮みに強いアルパカはお家で手洗いができます。
水に強いので、古来より汚れた時には手洗いがされてきました。
オシャレ着洗い用洗剤を溶かした水(もしくはぬるま湯)で、短時間で優しく押し洗いをしてあげてください。
つけ置き洗いはNGです。
油分を多く含むアルパカの毛は、人間の毛髪に似ていますので、シャンプーを使って洗っても良いそうです。
変色、形崩れの原因となるので、アルカリ性洗剤や漂白剤は使わないでください。
お洗濯の時に注意したいのが水の温度。
35℃以上のお湯で洗うと縮みの原因となりますので注意をしてください。
また、洗っている時の水の温度を一定に保つことも重要です。
水を使ったりお湯を使ったりせず、一定の温度でお洗濯することが洗濯中の縮みや形崩れを防ぎます。
すすいだ後、柔軟剤で仕上げるとよりふんわりと仕上がります。
ドライの方法についてですが、洗濯ネットに入れてごくごく軽く脱水をかけた後、バスタオルに巻いてタオルドライ。
あらかた水が切れたところでバスタオルの上に置いて平干しをしてください。
最後に、油分を多く含むアルパカは、洗い過ぎると油分が抜けてしまうので、あまり頻繁に洗わない方が良いそうです。
風合い、機能性共にすぐれ、お手入れもしやすいアルパカは、冬を暖かく、心地良く過ごすのにぴったりの素材だと思います。
ベビーアルパカ素材のお洋服は、poooL online shopからもご購入いただけます。
~ 2013年 11月 10日
本格的に寒くなってきましたね。
寒い季節を心地良く過ごすためニットは欠かせません。
“ ニット ” と一口に言っても、その素材は実に様々。
日本では高級ニットというとカシミアの印象が強いですが、カシミア以外にも優秀な素材がたくさんあるのです。
そこで、この冬poooLが注目する暖か素材についてご紹介をしていきたいと思います。
第一弾は、「アルパカ」です。
CMで一躍有名となったアルパカですが、一体どんな素材なのでしょうか。
欧米では、高級天然毛としてカシミア以上に高い評価を受けているアルパカ。
その魅力は、何と言っても優れた保温力と軽さにあります。
保温力はウールはもちろんのこと、カシミアにもはるかに勝り、ウールと比べると8倍もの保温力があると言います。
そして、耐久性が高く、ウールと違って毛玉がほとんどできず、シワになりにくく、縮みにくいといいことづくめ。
では、アルパカの毛は、なぜこんなに優れた特性を持っているのでしょうか?
それは、アルパカの毛の構造に由来をしています。
夏は40度、冬場は−20度と、寒暖の差が激しいアンデスの自然環境に生息するアルパカ。
厳しい自然環境から体を守るため、その毛には人間の肌のように、外界の環境に合わせて体温を保護する特性があり、サーモメーターのように寒暖両用に調節できる機能があると言います。
アルパカの毛は、1本1本がストローのように空洞になった構造をしています。
そこに熱を閉じ込めることができるので、保温性に優れ、しかも軽いのです。
油分を多く含んだアルパカの毛は、編む時にはツルツルと滑ってとても編みにくいのですが、肌触りはシルクのようにしっとりと滑らかで、ウールのようにチクチクすることがありません。
そして、シルクのような光沢があります。
そんなアルパカの中でも、特に希少価値が高く、最高級とされているのがベビーアルパカです。
ベビーアルパカとは、生後三ヶ月までの子供のアルパカの毛を櫛で梳いて、櫛についてきた最も柔らかな毛だけを集めたもの。
1頭につき、一生のうちに1回だけしか取ることのできないその毛は、大人のアルパカの毛以上に軽く、暖かで、よりふんわりとした柔らかな肌触りはカシミアに似ています。
とまあ、調べてみたところ、こんな良いことずくめのアルパカなのですが、果たしてその通りなのか、実際に着て確かめてみました。(続きは次回)