13日(土)より、長野県の小さな村で作られている、仕草さんの手拭い展を開催いたします。
仕草さんの手拭いは、そんじょそこらの手拭いとはワケが違います!
まずは、染料について。
染は、伝統的な手法「注染」で染められていますが、染料は、自然の植物から生まれた天然の染料なのです。
なぜ、天然染料で染められていることがすごいのかというと、注染はもともと、明治時代以降に科学染料用に開発された技術。
職人たちに訪ねても、文献を引いても、藍以外の天然の染料で注染をしたという記録はないとのことでした。
どうしても天然の染料で染めたいと、
いろいろと試行錯誤を繰り返し、現在のかたちになったそうです。
茜、あせんやく、蘇芳、檳榔樹、
とてもなじみのある、玉ねぎ、よもぎ、ウコン、マリーゴールドなど、様々な自然のものより染められています。
天然の染料は、化学染料とは違う、色の深さや品格を感じさせてくれるのです。
次に絵柄。
仕草さんが生みだす手拭いの魅力は、なんといっても絵柄。
伝統的な紋様をモチーフにした絵柄や、物語の1シーンにような絵柄など、
シンプルなもから、楽しくなるものまで、
「海辺のまち」、「天体図」、「光の屈折」、「積乱雲」などなど、今回は、今年の新作を加え、18の絵柄をご用意いただきました。
そして、最後に生地。
一般的なコットンに加え、着物に使われている生地「徳岡」やガーゼと晒しの中間のような生地「秀美」、
手織りのオーガニックコットンの、4種類の生地が使われています。
仕草さんの思いから生まれた、天然染料で染められた手拭い。
ぜひ、会場で”チガイ”を感じて頂ければと思います。
暑い夏のお供に、素敵な手拭いはいかがでしょうか。
仕草 手拭い展
2013年07月13日(土) 〜 07月21日(日) ※火曜日定休
poooL 本店