十河隆史展が始まりました

~ 2012年 4月 02日

十河隆史さんの器の白をたのしむワークショップ東京での桜の開花宣言のころ、
十河隆史さんによる作陶展が始まりました。

彫刻的で美しい食材の色彩を引き立てる純白の器や、
土に含まれた鉄粉が溶け出し、模様のように黒の斑点が、
なんとも愛らしい粉引きの器たちが、一同に会します。

ほっこりとした丸い湯のみやマグカップ、豆皿から9寸のお皿等など、
食卓を華やかにしてくれるアイテムを作っていただきました。
また、定番にはない粉引きのポットも登場しています。

十河さんは、器が作り手から使い手へわたる時、
とても丁寧に器について語られます。まるで嫁にいく娘を見守る父のように。

「器は作り手よりもはるかに長い時間を使い手と共に過ごします。
心通う器と過ごす日々が、心の優しさを育んでくれます様に」

十河隆史さんの器の白をたのしむワークショップでは、夕顔 藤間夕香さんを講師に向かえ、十河さんの9寸のお皿を使って旬の野菜や果実、植物を春に見立て盛りつけました。

参加した皆様は、真剣にそれそれの春を表現されていました。

白い器と向かい合い、野菜や果実よりいただく恵に感謝しながら、
季節を感じ、季節を体内へ取り入れる。
いつものことを、切り取って大切にしてみる、新たな発見のワークショップになったのでないでしょうか。

- staff 竹内

十河隆史 作陶展
場所 poooL本店
会期 3月31日(土)~ 4月8日(日)