枯白さんの家具・小物展がはじまりました。
会場には、古材や流木を鉄と組み合わせて作った、ハンガーラックやサイドテーブル、ベンチ、壁立てかけの本たて、などの家具、帽子掛けやテープカッター、梯子、小棚など、ランプシェードなどの小物が並んでいます。
その中で、注目したいのは流木を使った”本たて”。
本たてに使われている、流木の表情を見てみると、
木目がくっきりと出ているものや、ひび割れているもの、一部が欠けて魅力的なカタチとなっているもの、
一つひとつ違います。
本たてに使われている流木は、工房の近くの瀬戸内海の海岸に流れついたもの。気になるかたちや、自然が生み出した風合いのある流木を探し、工房に持ち帰ります。
持ち帰った流木を、後に組み合わせる鉄が腐食しないように、塩抜き、天日干しを行い、
自然にできたカタチと風合いをできるだけ残すように整えていきます。
流木が海を旅してできた、自然が生みだすカタチ。
そのカタチを大切に想い、残すよう手をかけているため、
一つひとつが、同じものではない”本たて”となります。
ちょこんと、テーブルに本棚に、または棚の上に、
置くだけで、ちょっとお部屋にアクセントを与えてくれます。
東京初となる個展、
枯白さんが生みだす作品を実際に見て、触れて、
枯白さんが普段大切にしている、ものの質感やシルエットを愉しんでいただければと思います。
- staff 竹内
枯白(koku) 個展
11月10日(月)〜11月18日(日) poooL 本店