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素材の話 ” ベビーアルパカ ” その2

~ 2013年 11月 10日

軽くて、暖かくて、チクチクしなくて、毛玉にもなりにくいというベビーアルパカ。

本当にそうなのか、実際に着て試してみました。
着てみたのは、写真のロングコート

<保温力>
確かに、ウールより全然暖かいです。
体温を逃がさず、体温を抱き込んでいる感じがします。
“ 優しいあたたかさ ” という言葉がよく似合う暖かさです。

<軽さ>
ウールと比べると圧倒的に軽いです。
通常、このくらいのロング丈で、このくらい目が詰まっていると、ずっしり重みがあって、一日中着ていると肩や首に負担を感じるようになってくるのですが、これは大丈夫でした。
手に持った時に感じられる重みは、着てみるとまったく感じず、とても気持ちよく着られます。

<肌触り>
しっとり感があってチクチクしない・・・まさにその通りの着心地でした。
初めて袖を通した日、半袖Tシャツの上に羽織って着てみました。
初の袖通しにも関わらず、チクチク感はまったくありませんでした。
しっとりとふんわりが合わさったような肌触りで、とても心地良いです。

<毛玉ができにくい>
確かに!
これは本当です。
ウールのカーディガンは、1日着ただけで脇の辺り、袖が擦れる腰回り、袖や肘といったところが毛玉だらけになっていたりするのですが、数回着用しても毛玉ができていません。
毛足が長いので毛乱れはおこりますが、それが絡み合って毛玉になることはほとんどないようです。
豚毛のブラシなどで毛乱れを整えてあげると、きれいな状態に戻ります。

ベビーアルパカを着てみた感想としては、確かに良いです。
高級毛と言われているだけのことはあると感じました。

最後に、お家でお手入れをしたいという方々のために、簡単なお手入れ方法についてご紹介をしておきたいと思います。

<着用後のお手入れについて>
毛足が長いアルパカは、毛乱れを起こしやすいので、着用後はブラシで毛並みを整えてあげると良いです。

<お洗濯の方法>
耐久性に優れ、縮みに強いアルパカはお家で手洗いができます。
水に強いので、古来より汚れた時には手洗いがされてきました。

オシャレ着洗い用洗剤を溶かした水(もしくはぬるま湯)で、短時間で優しく押し洗いをしてあげてください。
つけ置き洗いはNGです。
油分を多く含むアルパカの毛は、人間の毛髪に似ていますので、シャンプーを使って洗っても良いそうです。
変色、形崩れの原因となるので、アルカリ性洗剤や漂白剤は使わないでください。

お洗濯の時に注意したいのが水の温度。
35℃以上のお湯で洗うと縮みの原因となりますので注意をしてください。
また、洗っている時の水の温度を一定に保つことも重要です。
水を使ったりお湯を使ったりせず、一定の温度でお洗濯することが洗濯中の縮みや形崩れを防ぎます。

すすいだ後、柔軟剤で仕上げるとよりふんわりと仕上がります。

ドライの方法についてですが、洗濯ネットに入れてごくごく軽く脱水をかけた後、バスタオルに巻いてタオルドライ。
あらかた水が切れたところでバスタオルの上に置いて平干しをしてください。

最後に、油分を多く含むアルパカは、洗い過ぎると油分が抜けてしまうので、あまり頻繁に洗わない方が良いそうです。

風合い、機能性共にすぐれ、お手入れもしやすいアルパカは、冬を暖かく、心地良く過ごすのにぴったりの素材だと思います。

ベビーアルパカ素材のお洋服は、poooL online shopからもご購入いただけます。

素材の話 ” ベビーアルパカ ” その1

~ 2013年 11月 10日

本格的に寒くなってきましたね。

寒い季節を心地良く過ごすためニットは欠かせません。

“ ニット ” と一口に言っても、その素材は実に様々。
日本では高級ニットというとカシミアの印象が強いですが、カシミア以外にも優秀な素材がたくさんあるのです。

そこで、この冬poooLが注目する暖か素材についてご紹介をしていきたいと思います。

第一弾は、「アルパカ」です。

CMで一躍有名となったアルパカですが、一体どんな素材なのでしょうか。

欧米では、高級天然毛としてカシミア以上に高い評価を受けているアルパカ。
その魅力は、何と言っても優れた保温力と軽さにあります。
保温力はウールはもちろんのこと、カシミアにもはるかに勝り、ウールと比べると8倍もの保温力があると言います。

そして、耐久性が高く、ウールと違って毛玉がほとんどできず、シワになりにくく、縮みにくいといいことづくめ。

では、アルパカの毛は、なぜこんなに優れた特性を持っているのでしょうか?
それは、アルパカの毛の構造に由来をしています。

夏は40度、冬場は−20度と、寒暖の差が激しいアンデスの自然環境に生息するアルパカ。
厳しい自然環境から体を守るため、その毛には人間の肌のように、外界の環境に合わせて体温を保護する特性があり、サーモメーターのように寒暖両用に調節できる機能があると言います。

アルパカの毛は、1本1本がストローのように空洞になった構造をしています。
そこに熱を閉じ込めることができるので、保温性に優れ、しかも軽いのです。

油分を多く含んだアルパカの毛は、編む時にはツルツルと滑ってとても編みにくいのですが、肌触りはシルクのようにしっとりと滑らかで、ウールのようにチクチクすることがありません。
そして、シルクのような光沢があります。

そんなアルパカの中でも、特に希少価値が高く、最高級とされているのがベビーアルパカです。

ベビーアルパカとは、生後三ヶ月までの子供のアルパカの毛を櫛で梳いて、櫛についてきた最も柔らかな毛だけを集めたもの。

1頭につき、一生のうちに1回だけしか取ることのできないその毛は、大人のアルパカの毛以上に軽く、暖かで、よりふんわりとした柔らかな肌触りはカシミアに似ています。

とまあ、調べてみたところ、こんな良いことずくめのアルパカなのですが、果たしてその通りなのか、実際に着て確かめてみました。(続きは次回

Oval Box

~ 2013年 10月 31日

小林克久 Oval Box展 / 2013年10月30日(水) ~ 11月04日(月、祝)

LAWNYの展示が始まりました。

~ 2013年 10月 26日

本日よりLAWNYの展示が始まりました。

一点、一点、手描きされた、可愛くて、そしてちょっぴり個性的な色柄のファブリック。
そんなファブリックを使って生み出されるバックは、同じ柄が2つとしてない、唯一無二の存在です。

可愛いのはもちろんのこと、軽くて、丈夫で、使い勝手抜群のLAWNYのバックは、一度使ったら手放せなくなること間違いなし。
2個、3個と違う柄が欲しくなってしまいます。

今回の展示では、人気のバックに加え、可愛いエプロンたちも勢揃い。

両サイドがアシメトリーにラウンドカットされたスカートのようなエプロンや、サンドレスのようなワンピ風のエプロンまで。
「エプロン」というよりは「お洋服」として楽しみたいエプロンたちが勢揃いです。

11月3日(日)と 4日(月・祝)は、2日間だけの限定
イベント “ 2Days Cafe ” も開催され、作家である松島さんご夫妻のご実家のある群馬県太田市で採れたお野菜を使ったプレートが楽しめます。

みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。

Lawny Painted Apron, Bag and Fabric
10.26(sat.) – 11.4(mon.)

10月の食卓

~ 2013年 10月 25日

今週末は、台風が近づいているようで…
せめて土日が晴れになることを祈りながら、今週行ったイベントのレポートを。

18日から開催しています「10月の台所から」展のなかで、
お食事会イベント「10月の食卓」の第1部を行いました。

料理家の藤間夕香さんが、
食器棚に見立てた展示空間から、日々愛用している作家さんの食器をその場で選び、
台所にしつらえた空間で料理を盛り、テーブルへお出しするという、

料理を楽しむだけではなく、普段はあまり見ることのできない、
藤間さんの動線や視線をも楽しめる食事会。

このイベント中には、ユキシュンスケさんによる、
今企画のために書き下ろされたサウンドトラックの生演奏も。

12時より、第1回目がスタート。
藤間さん、ユキシュンスケさん、金工作家のyutaによる、少し緊張しながらの挨拶。
会場の空気が少し、和らぐ。

ユキシュンスケさんが着席し、演奏スタート。
それと同時に、藤間さんも料理の仕度。

会場には、秋の夕暮れを感じさせるアコースティックな曲とともに、
美味しそうな香りが流れだす。

秋野菜の炊き合わせ。
焼き柿ときぬかつぎ芋の麦味噌オイル和え。
菊花と椎茸の柿の葉寿司。

作家さんの器に素敵に盛り付けされ、お客さまのもとへ順番に。

参加いただいたお客様の緊張も、
食事が進むごとに徐々にほぐれ、はじめて会ったとは思えない雰囲気で、
会話をされていたのがとても印象深く、

美味しい料理を素敵な器で楽しむ、
この時間を共有することの、すばらしさを感じました。

最後には、また逢う日までと、
今日の出会いも楽しみながら、会場を後にされる方もおられるほどで。

すべての回で、みなさんが楽しそうにお食事をされいたので、
見ていた私も参加したいと、叶わぬ夢(スタッフであるからの悩み)を抱きつつ、
1日を無事終えることができました。

今週末にも、お食事会の第2部を行います。
席は満席となりっておりますが、イベント中でもご来場頂けますので、
素敵な作家さんの器や、料理道具たちと ともに、
料理家の動線や視線を楽しんでいただければと思います。

※ photo by poool & fujima yuka

企画展・10月の台所から
2013.10.18 – 10.27

-staff

中嶋寿子さんの陶のオブジェとアクセサリー

~ 2013年 10月 20日

時に風に吹かれ、時に雨に打たれ、またある時には日に照らされ、そうして自然と時間の洗礼を受けてきたものだけが持っている独特の “ 風貌 ” 。

自然と時間という人間を超越したものだけが与えることのできる “ 風貌 ” を、なぜか中嶋さんの作品は持っているような気がします。

あるインタビューで、彼女は制作についてこんなことを語っていました。

「作品を作るこということは、言葉にならない言葉を紡ぐような、海の底を手探りしながら、“ 何か ”を見つけようとするような、そんな作業に似ている気がします。

言葉にならない言葉はいったいどんな言葉なのか?
海の底には何があるのか?
それを知りたくて制作を続けているのかもしれません。
作品は、知りたかった物語の断片を運んで来て、私に知らせてくれるように思います。」

この言葉が示すとおり、彼女にとって制作は、自分自身との対話なのかもしれません。
そしてその対話は、「作品」という成果物を通じて、自分自身との対話から、彼女と外の世界との対話へと繋がってゆくのではないでしょうか。

「制作は中嶋さんにとってご自分と対話をする手段であり、その対話を通じて私たちとも話をしようとしてくれているんですね。」

そう言った私に対し、

「一歩、一歩、形にしてゆく、なってゆく。
 探すというよりは発見する。
 うまく言葉にできないのですが、そんな風に思いながら制作しています。」

と言った彼女。

人間を超越したものだけが与えることのできる “ 風貌 ” を、なぜか彼女の作品は持っている・・・そんな風に感じた私の感覚は、あながち間違っていなかったのかもしれません。

だって、彼女は “ 自分の中のおっきな宇宙 ” と向き合い、それをアウトプットしているんですから。  

- yoko

中嶋さんの個展を2014年6月にpoooL本店にて開催予定です。
中嶋さんの作品は、poooL online shopでもご覧いただけます。

みずたま雑貨店「クラシックホテル茶藝館」開催中です。

~ 2013年 10月 12日

「ここは、とあるクラシックホテルの中にある茶藝館。
 そこには、クラシックなワンピースに身を包み、穏やかな微笑みを浮かべる店主と
 彼女に選ばれた日本の古い器たちが並んでいます。」

そんな架空の茶藝館を舞台にした、みずたま雑貨店さんによる「クラシックホテル茶藝館」が、ただ今poooL2.5で開催されています。

古民家のようなpoooL2.5の空間に、100年も前のものとは思えないモダンな色柄の器たちがよく似合い、ゆったりお楽しみいただける空間になっています。

のんびり座れる空間と、みずたま雑貨店の店主 宮田さんのお人柄が相まって、みなさんついついのんびりしちゃうみたいです。

話は変わりますが、宮田さんとの縁は「韓国」つながり。

互いに吉祥寺に店があることもあり、随分前から顔は知っていたのですが、なかなかそれ以上の関係にはなりませんでした。

しかし、ひょんなことから宮田さんの韓国好きが発覚(?)し、それ以来すっかり仲良しに。

そんなご縁があり、(宮田さんの)お店が終わった後も吉祥寺で何か一緒にできたらいいねということで、今回の企画実現となりました。

これからも“みずたま雑貨店” さんは、こうして時たまpoooLに出現します。
そして、poooL online shopの中でも、“みずたま雑貨店” が出店、宮田さんがセレクトしたものたちをご覧いただけるようになります。

みずたま雑貨店 × poooLの活動をお楽しみに!

※ 写真は中国茶会の様子です。

革の手帳

~ 2013年 10月 11日

学生の頃、アルバイトをしていた店の大好きだった店長が、よくこんなことを言っていました。

「手帳を使いこなせる人になりなさい。」

彼女が持っていた年季の入った革の手帳には、毎日のスケジュールの他、たくさんのwishリストが書き込まれていました。

そして、書き込まれた無数のリストの中から、叶ったものには線で消し込みがしてありました。

「いつでも思っていれば、思いはきっと叶うのよ。」
そう言った彼女の言葉が今でも耳に残っています。

「手帳を使いこなせる人になりなさい。」
それは「夢を現実に変えてゆける人になりなさい。」
という意味だったのかもしれません。

kurosawaさんの革の手帳を見ていたら、ふとそんな話を思い出しました。
手帳の使い方は人それぞれだと思いますが、こんな手帳と一緒なら素敵な夢を叶えてゆけそうです。 — yoko

KUROSAWA革製品展  2013年10月05日(土) ~ 10月14日(月・祝)

AFLO+さんの展示が始まりました。

~ 2013年 10月 11日

西陣織の布や絹糸、白無垢に刺繍を施す銀糸など、日本の伝統的な素材を用い、植物をモチーフとした作品を制作しているAFLO+さん。

自然界の植物と頭の中で芽吹く空想の植物が混ざり合って生まれてくるという作品は、どれも生き生きとして美しく、とても魅力的です。

「身につければアクセサリー、部屋に飾れば小さなオブジェに」
ご自身の言葉が表すとおり、彼女が作るブローチやピアスなどの装飾品には、アクセサリーというよりはオブジェという言葉がよく似合います。

“ 私を飾ってくれるオブジェ ”なんて、なんか素敵ではありませんか?

AFLO+ 展
2013年10月09日(水) ~ 10月20日(日) 

※ 一部商品はオンラインショップでもご購入いただけます。

玉蜜さんと吉田さんの調度品

~ 2013年 9月 26日

25日より、「玉蜜 × 吉田慎司 2人展」がスタートしました。

玉蜜さんは、京都で古布を使った布モノの調度品を制作されています。
今回は、刺し子のフリークロスに麻のエプロン、手織りの羊毛テーブルマット、コースター、ポットマット、鍋つかみなどのキッチンツールに、あずま袋やトート、ショルダーバッグなどのバッグ類が、約70点ほど届けて頂きました。

1m15cm角ほどの刺し子の特大フリークロスは圧巻です!

吉田慎司さんの箒は、常設でもご紹介させて頂いております。
今回は、定番の手箒やテーブル箒、五つ玉に加え、
穂体にメガネのように穴のあいたメガネ箒や、サクラ枝の柄がかわいい箒を持ってきて頂きました。
吉田さんの箒については、こちらを御覧ください→ 「吉田さんの中津箒」

今回も、柄が葡萄の木で作られた、1m20cmの長柄箒が今年も登場しております!
何度見ても、迫力があります!

作家と職人がつくる、日常の調度品。

調度品にちょっとこだわりをもってみたくなる、
そんな素敵なモノたちに出会える機会となるのではないでしょうか。

-staff

玉蜜 × 吉田慎司 二人展
2013年09月25日(水) ~ 09月30日(月) ※会期中無休
poooL 本店

八木橋昇さんの器

~ 2013年 9月 18日

滋賀県信楽で作陶されている、八木橋昇さんの陶展がスタートしました。

poooL で展示頂くのは二度目。
前回は手の先の道具展で、すり鉢やピッチャー、醤油差しをご紹介させていただきました。

今回は、個展ということで、
八木橋さんワールドを充分にご堪能できると思います。
会場にところ狭しと”320点”ほどの、お茶碗やお皿などの食卓の器を中心に、ポットやピッチャー、蓋ものや壺類、土鍋やミルクパンにグラタン皿などの耐火の器も並んでおります。

また、器の表情も、

藍色とクリーム色のツートンカラーの黒呉須化粧の器、
深い藍色の黒呉須、
琥珀色と黒が美しく光る黒飴釉、
薄くブルーグリーンがかった白飴釉、
表面がとてもなめらかな粉引、

の、5つのスタイルをご覧いただけます。

秋の食欲の季節を、八木橋さんの器で迎えてみては如何ですが。

-staff

八木橋昇 陶展
2013年09月14日(土) ~ 09月23日(月) ※火曜定休
poooL 本店

Harrys(土屋琴さん)の展示が開催中です。

~ 2013年 9月 08日

無色透明の無機質なガラス棒。
そこから生み出されるいくつもの小さな輪。

小さな輪が連なって、円や楕円、菱形といった様々な形が生まれくる。

それはまるで、個々の細胞が連なって生命体が生まれる時のよう。

だからだろうか、彼女の作品を見ていると、【 無機質な有機体 】なんていう不可解な言葉が頭をよぎる。

土屋 琴(HARRYS)のガラスアクセサリー展
9/4(wed.) 〜 9/16(Mon.)

奥田沙織【うわもの展】

~ 2013年 9月 01日

奥田沙織さんの【うわもの展】がpoooL2.5で開催中です。

装飾を施したもの
後染めしたもの
古い布を使ったもの
女性のもの、男性のもの

2つとして同じものがない、10種10様の「うわもの」たち。

お気に入りの一枚との出会いは、まるで恋に落ちる時のよう。
一目でビビッとくることもあれば、じわ〜っと愛着がわいてくることも。

のんびりと時間が流れる古民家のような空間で、運命の出会いを楽しむもよし、あれこれ着てみてゆっくり好みの一枚を見つけるもよしです。

あなただけの「相棒」を見つけに来てくださいね。

月日工藝展

~ 2013年 8月 16日

本日より月日工藝さんのアクセサリーの展示販売会がスタートします。
月日工藝さんは、神奈川の秦野で、工房を兼ねたご自宅で制作をされています。

月日工藝さんの使う素材はさまざまで、
真鍮、洋白、ゴールドフィルド、金、銀、プラチナ、ルビーなどの石を使い、
「日常がたのしくなるような」をコンセプトに、ジュエリーや雑貨を制作。

今回は、使い手色に変化をしていく、真鍮をメインに、
樹の葉や百合をモチーフにした、ブローチやピアス、
まるやしかく、ひし形などのピン、石をあしらったネックレスやリングなどの繊細だけど、どこか温かなアクセサリーに加え、
お部屋のアクセントとなる雑貨も少し届けてくれました。

「月日」が良薬となってくれる月日工藝さんの雑貨やアクセサリーをお楽しみいただければと思います。

月日工藝 展
2013年08月17日(土) 〜 08月25日(日)
poooL 本店

用途豊かな竹かごたち

~ 2013年 7月 31日

愛媛を拠点に活動されている、門田雅道さんの竹カゴの展示販売会を8月3日(土)より開催いたします。

愛媛県産のマダケで丁寧に作られた、門田さんの普段使いの竹カゴは種類も豊富です!

大容量の脱衣カゴや、明日着るものを忘れないようと、明日着ていく服を入れるカゴ。

ちょうど1週間分の新聞が入る、新聞雑誌を入れるカゴに、銭湯や自宅でも活躍するお風呂セットを入れる、湯かご。

洗った食器を乾かしておく、上げ底構造が嬉しい洗いカゴ、
出来たてのパンの粗熱をさましなが食卓へはこべる、パンカゴなど、
暮らしのシーンに活躍する、用途豊かな竹かごが登場します。

門田さんの竹かごは、四角なので、収納にも適していて、
麻を編んで作られた便利な持ち手も付いているので、持ち運びも楽ちんです。

是非、この機会に、
ずっとずっと、寄り添って使える身近な道具である竹かごを、暮らしの中に取り入れてみてはいかがですか。

8月10日(土)には、遠慮はるばる愛媛より、門田さんにお越しいただきます。

◎ 遠方の方、お時間のご都合がつかない方へ、
こちらの、online shop でもお買い求め頂けますのでどうぞご利用ください。
※ online shop では一部作品のみのお取扱いとなりますのでご了承くださいませ。

門田雅道 竹かご展
2013年08月03日(土) 〜 08月11日(日) ※火曜日定休
poooL 本店

独り言・・・服について思うこと。

~ 2013年 7月 19日

この時期になると、当たり前と言えば当たり前なのですが、お店に入られたとたんに「セールはいつから?」と聞かれるお客様がおられます。

私は、この言葉を聞くと、なぜかいつも腑に落ちない気分になります。

なぜなら、セールにするのは、時間が経つと価値が落ちるからその前に何とかしたいということの現れだと思うのですが、お店の中にあるどのお洋服を見てもそんな風に思えるものがないからです。

確かに、アパレルの、消費者社会の常識の中では、服は旬のモノであり、時間の経過と共に価値が下がるものなのだと思います。

でも、私たちは、そもそも本当に良い服は、時間の経過と共に価値が下がったりしないのではないかと思っています。
良い素材を使い、丁寧に作られた服たちは、いつの時代にも通用する「何か」を持っていると思いますし、そういった服たちは、本来、着込むほどに肌馴染みが良くなり、愛着がわき、着た分だけ、愛した分だけ価値が高まるものではないかと思うからです。

昨年、HOSIYATO×WORKERSのデザイナー あらいさんが「ゴミを生み出すようなモノづくりだけはしたくない」とお話してくださったことが印象的で、お洋服を扱いながら、世の中の流れと一致していない・・・というよりは一致できないでいることに対するモヤモヤ感を吹き飛ばしてくれたように思いました。

そうです、世の常識なんて関係ないんです。
世の中の常識の中での「服」ではなく、私たちが考える「服」を扱えばいいんだって心から思えるようになりました。

先日、お洋服をご購入してくださったお客様から「10年後もこの服を着ていたいと思い、先行投資だと思って購入しました。」という嬉しいお手紙をいただきました。

私たちの思いが、少しずつですがお客様ともつながってきているように思いました。

これからも世の中に流されることなく、私たちが考える「服」をご紹介し続けてゆけたらなと思います。

HOSIYATO × WORKERSさんの展示販売会がスタートしました。

~ 2013年 7月 12日

日本有数の清流を抱く、四万十で服の製作を行っているHOSIYATO × WORKERSさん。

縫製歴50年以上というベテラン縫製師さんたちによって縫い上げられる服は、細部にまでこだわり、一着、一着、本当に丁寧に仕上げられています。

「裏まで奇麗に」と縫い代の処理にもこだわり、ボタン付けはもちろんのこと、ボタンホールまで手縫いで仕上げられています。

デザイナー あらいみなみさんの譲れないこだわりは、縫製師さんたちによる「一人一着仕上げ」

「縫製師さんの毎日に寄り添って作られた服は生きている服のような気がします。
 縫製師さんそれぞれの考え方や、試行錯誤が反映された服を、買い手の方に選んでいただくことが、一人で一着を縫って頂くことの醍醐味だと感じています。」
と話してくれました。

手仕事という言葉がもてはやされる今日、一体どれだけの人がその意味を理解し、本当にそれを求めているのでしょうか?

私は、「手仕事」自体に価値があるのではなく、機械とは異なる人の手で行われる仕事の意味を理解し、利用しているものにのみ価値があると信じています。

あらいさんは、人が生み出すモノの意味や価値を知っているからこそ、分業せず、一人が一着ずつ縫上げてゆくことにこだわり、私は、そんな彼女が生み出す服だからこそ、そこに価値を感じ、好きになったのだと思います。

今回の展示会では、生の藍で染めた、夏空のような美しいスカイブルーの” 穂空のシャツ ” や お子さんが大好きな絵本の中の畑仕事で履くパンツをイメージして作ったという“ はたけうたパンツ ” をはじめ、新作の“モクモクスモック”、“メレンゲシャツ”、さらに、poooLをイメージして作ってくれたという新作の “ 山のアロハシャツ ” などが並びます。

HOSIYATO × WORKERS collection
7/11(wed.) 〜 7/21(sun.)

仕草さんの18パターンの手拭い

~ 2013年 7月 11日

仕草手拭い13日(土)より、長野県の小さな村で作られている、仕草さんの手拭い展を開催いたします。

仕草さんの手拭いは、そんじょそこらの手拭いとはワケが違います!

まずは、染料について。
染は、伝統的な手法「注染」で染められていますが、染料は、自然の植物から生まれた天然の染料なのです。
なぜ、天然染料で染められていることがすごいのかというと、注染はもともと、明治時代以降に科学染料用に開発された技術。

職人たちに訪ねても、文献を引いても、藍以外の天然の染料で注染をしたという記録はないとのことでした。

どうしても天然の染料で染めたいと、
いろいろと試行錯誤を繰り返し、現在のかたちになったそうです。

茜、あせんやく、蘇芳、檳榔樹、
とてもなじみのある、玉ねぎ、よもぎ、ウコン、マリーゴールドなど、様々な自然のものより染められています。
天然の染料は、化学染料とは違う、色の深さや品格を感じさせてくれるのです。

次に絵柄。
仕草さんが生みだす手拭いの魅力は、なんといっても絵柄。

伝統的な紋様をモチーフにした絵柄や、物語の1シーンにような絵柄など、
シンプルなもから、楽しくなるものまで、
「海辺のまち」、「天体図」、「光の屈折」、「積乱雲」などなど、今回は、今年の新作を加え、18の絵柄をご用意いただきました。

そして、最後に生地。
一般的なコットンに加え、着物に使われている生地「徳岡」やガーゼと晒しの中間のような生地「秀美」、
手織りのオーガニックコットンの、4種類の生地が使われています。

仕草さんの思いから生まれた、天然染料で染められた手拭い。
ぜひ、会場で”チガイ”を感じて頂ければと思います。

暑い夏のお供に、素敵な手拭いはいかがでしょうか。

仕草 手拭い展
2013年07月13日(土) 〜 07月21日(日) ※火曜日定休
poooL 本店

SARA×JIJIさんの展示販売会が始まりました。

~ 2013年 7月 01日

SARA×JIJIさんの服の展示販売会がスタートしました。

洋服は着てみてこそ真価がわかるといいますが、SARA×JIJIさんのお洋服にはまさにその言葉がピタリと当てはまります。

ベーシックカラーを中心としたお洋服は、一見するととてもシンプルでスタンダード。

「同じようなものを持っているよ。」と感じるものも多いかもしれません。

でも、袖を通してみると、単なるベーシックアイテムの枠には収まらないことがよくわかります。

少し広めにカットされた襟ぐりから鎖骨が美しく見え隠れするカットソー。
切りっぱなし処理が施された裾や袖口が、女性ならではの繊細さを際立たせてくれます。

ボタンの位置や合わせの場所を変えることで、何通りもの異なる着こなしが楽しめるフォールドスカートは、その着こなしの多様さと七変化するデザインに魅了され、poooLのお客様にもファンの多い、人気のアイテムです。

アイデア、着方、組み合わせ次第で様々な表情が楽しめ、デイリーからお出かけまで幅広く活躍してくれるSARA×JIJIのお洋服。

今回の展示会では、お馴染みのカットソー類から、今すぐ着たいワンピやリクエストの多かったエプロンスカートまで、SARA×JIJIの服の魅力が存分に楽しめるアイテムを多数ご用意してお待ちしています。

さらに、普段のpoooLには登場しないメンズアイテムも登場しています。

今週はお天気の心配もなさそうですので、ぜひお散歩がてら遊びにいらしてください。

SARA×JIJI collcection    6/29(sat.) 〜 7/7(sun.)

キタムラマサコさんの葉器展

~ 2013年 6月 30日

6月29日(土)より、キタムラマサコさんによる、ガラスの花器の展示がスタートします。

透き通ったグリーンの美しいものから、アンティークのようなブラウンの落ち着いたもの、
枝モノに似合う少し大きめのものから、素朴な草花や葉っぱに似合う小さなものまで、
たくさんのガラスの花器が並びます。

この花器、名前を「葉壜 hain」と言うそうで、
身近にある壜に、キタムラさんの素敵な感性が加わり生まれた作品です。
壜に描かれた、放射状にのびる線、網目の様な模様がとて飾られた枝モノや草花を素敵な存在に変えてくれます。

もうすぐ夏本番、清涼感を感じさせてくれる、
素敵なガラスの花器たちを是非、御覧ください。

-staff

キタムラマサコ 葉器展
2013年06月29日(土) 〜 07月07日(日) ※火曜定休
poooL 本店
※ 会期中は、6/28(土)・6/29(日)・7/6(土)・7/7(日)にキタムラさんに在廊をいただきます。14時以降